紅葉とオリンピックの記憶(銘板)を辿る

 秋の札幌は、鮮やかに色づく紅葉とともに、東京2020オリンピックの記憶が息づく特別な季節。かつて世界中のアスリートが走り抜けた「札幌マラソン・競歩のコース」を歩きながら、自然と歴史を感じる紅葉散策に出かけてみませんか?
 スタート地点となった大通公園は、赤や黄色に染まる並木道が続く札幌のシンボル。テレビ塔を背景にした紅葉は、写真映えも抜群です。そこから足を延ばせば、静寂に包まれた中島公園へ。歴史ある日本庭園や菖蒲池の周囲は、まるで錦絵のような美しさ。ゆったりとした時間が流れます。
 さらに北へ進むと、北海道大学(北大)のキャンパスが広がります。広大な敷地に札幌屈指の紅葉スポット。訪れる人々を温かく迎えてくれる、秋だけの特別な風景がここにあります。
 東京2020のレガシーと、札幌の自然美が融合したこのコースで歴史を感じながら、秋の彩りに包まれる贅沢な時間をぜひ体験してください。

札幌市の土地価格情報の可視化

 今回は、土地の価格を標高に見立てて、3Dマップを作成しました。
地図の標高は地形の高低を示しますが、今回はあえて「価格」という経済的な指標を使って、その土地の“価値の高さ”を視覚的に表現することにしました。都心部や人気の住宅地では、土地の価格が高く高い山のようにそびえ立ちます。一方で、郊外は谷のように低く、静かに広がっています。
 この3Dマップを眺めていると、単なる数字の羅列では見えなかった“経済の地形”が浮かび上がってきます。なぜあのエリアが高いのか、なぜここは低いのか。歴史や交通、人口密度、都市計画など、さまざまな背景がこのマップの凹凸に表れており、新たな視点から地域や都市を見ることができます。
 この様なアイデアは他にも沢山眠っていると感じています。あんな事やこんな事はできるの?等、気になっている事があればお気軽に相談下さい。

ヒグマ目撃情報の可視化

 令和7年も7月を迎えて1年の半分が過ぎましたね。7月1日は富士山の吉田ルートが解放されて、安全に登山をしてもらうために軽装などの無謀な登山者への入山拒否を強化しているみたいです。
 さて、今回の裏方ノート(ライブラリ)では豊かな自然が市街地の周辺に広がっている札幌市のヒグマ出没情報を整理して、どんなエリアで遭遇しているかをメッシュを使って表現してみました。
 出没情報は「目撃」のほかにも「痕跡(足跡や糞)」が記載されていますので目撃情報の頭数などを使って遭遇レベルにしてみました。
 ちなみに札幌市周辺にヒグマが増えているのかをネット検索してみるとAIは「北海道開拓時代の『ヒグマは取り除かなければならない』という基本概念から転換し積極的な駆除が無くなり頭数がじわじわ増えており、都市近郊で生まれ育った人への警戒心が薄いヒグマが増えていることや、クルミなどの餌を求めて市街地近くまで下りてくるケースがあることが考えられます。また、耕作放棄地の増加や地球温暖化の影響で、ヒグマの生息域が拡大していることも要因の一つとされています。」とのことでした。ヒグマを見つけてもあわてたり刺激しないようにご注意ください。

-技術の棚卸はじめました-

 ライトワークス(RW)は「どんなことが出来ますか?」と聞かれます。細かい話は専門用語も出てきてしまうので簡単に「たくさんのデータを集めて整理しています」と、結局のところ説明している側も説明されている側もよくわからないと思いますが。
 RWが立ち上がって数年たった今、依頼していただいた内容を絡めながらどんな事が出来るようになったのかを紹介することで何かのヒントになれば嬉しく思います。まずは、一番多かった具体的な例として『プローブデータの分析』が良いでしょうか。材料となる「プローブデータ」・・・これは移動記録です。カーナビ、ETC2.0、スマホなどから得られる情報であり、移動速度や経路から得られる座標情報の集まりとなっています。
アイデア次第ですがこれらを紐解くことで「混雑している場所」や「事故の要因になりそうなことを推察したり」と色々なことができるようになっています。文章だけでは伝わりにくいので、興味があれば少し詳しく紹介しているライブラリを覗いてみてください。